<リープホール>
昭和78年。日本の物理学者 南下光武(なんげみつたけ)が発表した「陰エーテル慣性理論」を元に、東京都は世紀の大実験を行った。
全世界が夢見た「超光速航法」その実験は夢の実現への第一歩となる筈だった。
「リープホール」と名付けられた、東京新宿の上空にこじ開けられた巨大な穴は、別世界とを繋ぐ悪魔の扉となってしまった。
当初はアンドロメダ大星雲とを繋ぐ虚像空間を構築することが目的であったが、
実験は失敗し、宇宙ではなく二つの別世界に対してのアンカーポイントを作り出してしまった。
<二つの別世界>
南下博士は、我らの宇宙空間とは別に、様々な宇宙空間が存在すると主張してきた。
実験の失敗により発生した「リープホール」は、別世界から我々の世界を見つけるための旗としての役割を持つ。
世間に受け入れられなかった博士の説は、皮肉にも世間に認められた彼の理論により証明されたのだ。
最初に我々の世界とコンタクトをとってきたのは、第二世界「セイ・ギヤーデ」の住人達だった。
友好的交流を望んだ彼らは、昭和79年、東京有明の埋め立て地に独立区画を建設し、
そこで時の総理大臣「カルビ総理」と共和宣言を樹立した。
技術的にも先進していたギヤーデの住人達は、日本人に対して多大な支援を行ってくれたのだった。
そして翌年、昭和80年。
深夜の新宿上空から黒い闇が溢れ出した。それは第三世界「アクーダ」からやってきた異形の集団だった。
彼らは辺り構わず人間を喰らい続け、新宿は一夜にして地獄へと化した。
彼らは地球上空の宇宙空間に巨大な戦艦を出現させ、地球侵略――銀河系への侵略を開始した。

<怪人集団>
ギヤーデの住人達は、アクーダの異形の集団を「怪人集団」と呼び、地球人と共に怪人集団の殲滅に尽力することを約束した。
だが怪人の攻撃に対してギヤーデの技術力も歯が立たず、リープホールの占有権もアクーダに奪われてしまう。
そして遂に、ギヤーデの住人は東京有明の独立区画に閉じこもってしまい、もはや打つ手無しと思われた。
<一年C組遭難事件>
アクーダの怪人が出現する直前、都内のある高校の一年生が林間学校に向かっている最中、突如一台のバスが行方不明になった。
消えた一年C組のバスが発見されたのは三日後、何故か東京有明の独立区画の近辺。
しかも、乗っていた13人の学生は依然行方不明であり、彼らを誘拐したという容疑が一時、ギヤーデの住人に対して向けられた。
しかし、行方不明になった学生の内、4人が林間学校周辺の山中で発見されたことがきっかけで、ギヤーデの住人への疑惑は晴れた。
さらにギヤーデから、残りの行方不明者についての捜索を協力するとの申し出があり、捜索が続けられている。
残りの9人は今だ発見されていない。
<13人の行方不明者=超人たち>
行方不明になった13人の生徒の内、4人が山中で無事に発見された。
だが彼らは遭難中の記憶がなく、頭部に手術跡が見受けられた。
しかも、彼らは常人とは思えない腕力や頭脳を手に入れて帰ってきたのだった。
その噂を聞きつけ、世界中の科学者が日本に集結し、彼らの力の秘密を暴こうと試みたが、誰一人として成功しなかった。
しかも、その最中、第三世界アクーダからの侵略が開始され、研究や科学者はうやむやになって四散した。
<超人戦隊>
前々から、別世界からの侵略が始まると予測していた南下博士は、
怪人集団に太刀打ちできるのは超人しかいないと考え、一年C組の4人を召集。
彼らの意志は半ば無視、半ば強制的に、怪人集団への対抗組織AAG(Anti Akuda Group)を設立する。
通称「超人戦隊」の誕生である。
<セイ・テクノロジー>
日本が『セイ・ギヤーデ』から手に入れたオーバーテクノロジーの総称。
ミラーライダーたちの武器である『ミラーライダー銃』も、このテクノロジーで作られている。
但し、ミラーライダーたちの『超人脳』は、そのセイ・テクノロジーをも上回る科学力の産物であると考えられている。
<怪人バリアー>
アクーダから来た怪人たちは、『怪人バリアー』と呼ばれるフィールドを纏っている。
これにより地球人の攻撃は、戦車の砲撃は疎か、核爆弾さえ無力化されてしまう。
正式名称は「リープチェーンフィールド」。
リープアンカーを利用して、フィールドへの衝撃をすべて第三世界へと逃がしてしまう。
このフィールドに干渉できるのは、超人脳と持った超人たちだけなのだ!
<超人脳>
人間の脳は、思考や記憶だけではなく、五感や反射神経、潜在意識までもを司る。
13人の行方不明者たちは、人間の脳とは違う特別な脳『超人脳』を持っており、それが超人と呼ばれる由来ともなっている。
超人たちは超人脳のお陰で、普通の人間とは比べ物にならない力や頭脳、直感を得ることが出来た。
だがそれらの力とは比べ物にならない最大の特徴は、リープホール(アンカーポイント)を介さずに別世界を認識できる能力だ。
これにより超人たちは、リープホールを経由したフィールドへも干渉することができる。
要は怪人たちにダメージを与えることができるのは、超人たちだけなのだ!